概要
今回は、独自ドメインの失効が近いものの更新ができない状況となり、mixhostの初期ドメインへWordPressサイトのドメイン変更を行った事例です。
あわせて、旧独自ドメインへアクセスした際に新しいURLへ移動するよう、.htaccessでリダイレクト設定も実施しました。
通常の管理画面やphpMyAdminからの対応が難しい環境だったため、今回はwp-cliを使ってコマンドラインで安全に作業を進めています。
ご相談内容
独自ドメインが失効する見込みで、更新もできない状況とのことで、サイトをmixhostの初期ドメインへ切り替えたいというご依頼をいただきました。
あわせて、SEOにも影響が出てしまう為、旧ドメインへアクセスした場合でも新しいURLへリダイレクト(転送)設定も行いました。
発生していた状況
- 独自ドメインの継続利用が難しい状態だった
- 今後はmixhostの初期ドメインでサイトを運用したいとのご希望
- 旧独自ドメインから新URLへの転送も必要
- データベース容量が大きく、phpMyAdminでは500エラーが出る状態だった
原因と判断
今回の主な問題は、独自ドメインの維持が難しくなっていたことに加え、データベースが大きく、通常のphpMyAdmin操作では安定して作業できない状態だったことです。
このため、ブラウザ上の操作ではなく、サーバー上でwp-cliを使ってドメイン変更を進める方法が適切と判断しました。
また、旧独自ドメインから新しいURLへの案内については、.htaccessでリダイレクト設定を行う構成としました。
対応内容
- 作業前にデータベースとファイルデータをダウンロードして保全
- 新しいデータベースを作成し、バックアップデータをインポート
- ファイル側も別フォルダを作成して、元の状態を残したまま作業環境を分離
- wp-cliの search-replace を使用して、旧独自ドメインからmixhost初期ドメインへの置換を実施
- 内部URLも含めて安全に置換されていることを確認
- 旧独自ドメイン側の.htaccessにリダイレクト設定を追加
- WordPressへログインし、表示や動作に問題がないことを確認
- 旧ドメインへアクセスした際に新ドメインへ正しく転送されることを確認して作業完了です。
今回のポイント
今回はphpMyAdminで500エラーが出るほどデータベースが大きかったため、通常の画面操作作業ではなくwp-cliによる対応が必要でした。
wp search-replace はWordPress運用でも広く使われる方法で、シリアライズデータを含む置換にも対応できるため、ドメイン変更時に適した手順です。
また、旧独自ドメインから新URLへの転送は、.htaccessでリダイレクト設定を行うことで対応しました。
さらに、今回も元データを極力残したまま進める形で、復旧しやすさを優先して作業しています。
同様のケースで注意したい点
- 単純にURLを置換するだけでは、内部データや設定が崩れることがあります
- データベース容量が大きい場合、phpMyAdminでは正常に開けないことがあります
- .htaccessの記述を誤ると、リダイレクトが効かない、または意図しない転送が起こることがあります
- バックアップなしで作業すると、問題発生時の切り戻しが難しくなります
まとめ
今回は、独自ドメインの失効に伴い、mixhostの初期ドメインへWordPressサイトを移行し、旧ドメインからのリダイレクト設定まで対応した事例でした。
データベース容量の問題により通常操作では難しい状況でしたが、wp-cliを用いることで安全にドメイン変更を実施できました。
また、旧独自ドメイン側には.htaccessでリダイレクト設定を行い、新URLへスムーズに移動できる状態まで確認しています。
ドメイン変更やURL置換は、見た目以上に内部データへの影響が大きいため、バックアップを確保したうえで慎重に進めることが重要です。

